Report市場調査レポート

中小企業の「成長経営」

公開日:2024年4月26日

ポイント

  • 「100億企業」は全国に約1.4万社あり、10~20年で178社が100億企業に成長
  • 成長企業の半数以上が、既存の経営資源を活用し、事業拡大、新規事業創出に取り組む
  • シナジー効果により、コスト削減、収益増加、市場シェアの拡大などが期待できる

 

100億円企業の現状

「100億企業」(売上高100億円以上の企業)は現在約1.4万社あり、企業数全体の0.4%です。外需獲得、域内経済牽引、賃上げに貢献するなど経済成長実現には成長企業の創出が重要となり、中小企業庁は地域の中小企業が高いレベルで「成長経営」に取り組むことを後押ししています。

 

既存事業拡大と新規事業創出の考え方

企業が成長するための戦略を「市場浸透戦略」「新市場開拓戦略」新商品開発戦略」「多角化戦略」に分けると、「市場浸透戦略」を【既存事業拡大の取組】、「新市場開拓戦略」新商品開発戦略」「多角化戦略」を【新規事業創出の取組】と定義できます。

 

既存事業拡大と新規事業創出の取組状況

成長企業のうち、既存事業拡大に取り組んだ企業が約6割、新規事業創出に取り組んだ企業は約5割存在することが分かります。この取り組みは自社の成長に大きく寄与しています。

新規事業創出の取組は既存事業の経営資源活用が重要であり、既存事業が好調なうちに開始する方が、成長に寄与する傾向が高いです。

 

既存事業と成長市場

進出する成長市場が既存事業とシナジーを生み出せるかどうかは、事業戦略において非常に重要です。シナジー効果により、コスト削減収益増加市場シェアの拡大などが期待できます。既存の強みを活かしつつ、新しい市場での機会を探ることは、持続可能な成長につながります。

事業再構築補助金では、過去~今後のいずれか10年間で、市場規模が10%以上拡大する業種、業態が示されています。

事業再構築補助金ホームページ※成長枠対象事業者項目にリスト掲載

 

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