調査レポートREPORT
- 2024年12月19日
- 海外レポート
日本酒市場
タイ
- タイ国内の日本食レストランの増加(2023年時点で5,751店舗※JETRO調査)に伴い、日本酒市場も緩やかな成長が予想される。
- 一方で、政府によるアルコール飲料販促広告の制限、物品税と価格政策を通じた価格の引き上げが実施されており、アルコール市場全体では大幅な拡大はしないと見込まれる。
- 日本と異なり、酒類販売については1社1銘柄の制限あり。また、酒税を含めて4種類の税が課されるため、タイ国内での販売価格は日本の2倍以上となる場合が多い。
ベトナム
- 日本酒は、日本食レストランでの食事の際や贈答品として主に消費されている。
- 特徴としては、贈答品文化が根強く、ビジュアルを重視する傾向にある。
- 現地スーパーでは四合瓶(720m)のラインナップが充実しており、販売価格のは平均70万ドンである。(約4,350円)
シンガポール
- 近年は居酒屋だけではなく、洋食レストランでも日本酒を扱うお店が増えている。オンラインでの取り扱いも多く、80~120SGDの価格帯が人気商品。
- 一方で取扱い店と種類も多い中で、それぞれの味わいや製法等の知識面では浸透が薄く、消費者の理解を促すような情報もまだまだ少ないと言える。
- シンガポールにおける日本酒市場を拡大するためには、商品のストーリーやパッケージ、ラベル等、消費者だけでなく、商品を販売する現地の人々にとって、わかりやすいコンテンツとマーケティングが求められる。
中国
- 中国では日本酒の認知度は高く、若者や富裕層を中心として人気を集めている。一方、中国市場に参入している日本酒のブランド数はとても多く、競争は激しい。
- 中国において日本酒市場をさらに拡大していくうえでは、ターゲット層毎で販売商品やセールスプロモーションを差別化することが非常に重要である。
(例)日本酒愛飲家 ⇒ 価格よりも品質重視で、希少性や個性的な日本酒を求める
日本酒初心者 ⇒ 品質よりも価格重視で、誰もが知る有名銘柄の日本酒を求める
中間層⇒ 流行りモノに敏感なため、商品やブランドのストーリー性を重視する

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