Report市場調査レポート

【業界レポート】旅行業

レポートサマリー

基礎知識

  • 旅行業とは、報酬を得て、運送・宿泊などのサービスを提供する者や旅行者を代理して契約を締結するなどの行為を行う事である。
  • 事業者は、その業務範囲によって旅行業者と旅行業者代理業に区分される。
  •  旅行会社の主な収入は、サービス提供者からの販売手数料、旅行者からの取扱手数料である。

業界動向

  • 2023年4月時点での旅行業者の登録数は約9,500社。受注・手配旅行の取扱いが中心となる第3種が登録業者数の5割以上
  •  大手総合旅行会社によるシェアが高い市場である一方、実店舗がなくインターネットのみで旅行商品を取引する旅行会社(Online Travel Agency)や旅行比較サイト(メタサーチエンジン)も台頭している。
  •  2022年度の主要旅行業者の総取扱額は約2.9兆円。2019年度比で約6割まで回復。
  •  BtoCにおける旅行サービスのEC市場規模は約2.3兆円(2019年比約60%)まで回復している一方、国内旅行の予約ではインターネット専用の旅行サイト(OTA)の利用が主流になっている。

今後の焦点

  • 観光地の稼ぐ力として、地域の暮らしに根付いたコンテンツ(自然、風景、伝統・歴史、郷土料理、生業など)の価値が高まっている。
  •  現在と未来の環境、社会文化、経済への影響に配慮した観光(サステナブルツーリズム)の実現に向け、旅行会社を含む観光業者は、旅行者・観光地双方の要望や意向に沿った対応が求められている。
  •  アゴ、アシ、マクラ、マナビ・アソビ、デアイ、トキといった旅の要素に、「地域特性」や「ストーリー」といった独自性を持たせた高付加価値の商品・サービスの提供や、多様なニーズに応えることが他社との差別化につながる

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