調査レポートREPORT
- 2024年01月18日
- 業界レポート
【業界レポート】細幅織物業
公開日:2024年1月18日
レポートサマリー
基礎知識
細幅織物業の国内市場規模は約395億円で、石川・福井両県は全国有数の集積地である。小規模事業者の転廃業や大規模事業者への集約を背景として、製品出荷額、事業所数や従業員数は減少傾向が続いているが、1事業者あたり付加価値額は向上しており、生産性向上が次第に図られていると考えられる。その結果、従業員一人当たり給与にも改善傾向が見られる。
業界動向
繊維業のサプライチェーンは多段階構造となっている中、細幅織物業はその中流に位置する。近年では、DtoC(Direct to Consumer)や自社店舗などを通じてエンドユーザーに直接アクセスしてニーズを吸い上げ、自社商品開発や技術革新に活用する取り組みも広がっている。
今後の焦点
人口構成や市場規模、グローバル化など、繊維産業を取り巻く環境は大きく変化しており、新たなビジネスモデルの創造が求められる。デジタル活用による生産性向上はもとより、将来的なサプライチェーン離脱リスクに備えたサステナビリティへの対応など、事業の持続可能性に関わる経営課題に計画的に取り組む必要があるのではないか。
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