公開希望日：2023年11月29日
レポートサマリー
基礎知識
- 電気工事業とは、発電・変電設備、送配電網の工事や維持、管理のほか、オフィスビルや工場の電気設備設置や建物内の内線工事を手掛ける業界。鉄道の送電設備の施工も含む。
- 電気工事の7割が内線工事である。
業界動向
- 電気工事の市場規模は建設投資に連動し、約11兆円の規模で推移。
- 建設工事の許可を受けているのは2022年3月末時点で約6万事業者であり、前年比微増。
- 大手企業は電気設備のみならず、通信や空調関連の設備工事にも事業範囲を拡大。
今後の焦点
- 建設需要は引き続き底堅く推移する一方で、現場の作業員不足が深刻化しており、労働環境改善の取組や人員の確保を進めていく必要がある。
- 大手企業では、M＆Aを通じた事業エリアの拡大や人手不足の改善に向けた動きが見受けられる。
- 生産性向上にむけて、ICTの利活用によるDXへの取り組みが求められている。