公開希望日：2023年9月29日
レポートサマリー
基礎知識
- 美容業は、主としてパーマネントウェーブ、結髪、化粧などの美容サービスを提供する事業所をいう。
- 美容師の免許を持たない者は、美容を業として行うことはできない。
- ヘアケア用品の仕入先として、ディーラーや代理店経由ではなく、近年ではECサイトを利用した直接取引も増加している。
業界動向
- 市場規模は約1.7兆円。2011年から10年間で約1.4倍に拡大している。
- 労働集約型産業であり、経営資源である「美容師」への投資が収益に大きく影響する。
- 生存競争が激しく、予約サイトへの出稿や自社ウェブサイトの整備、SNS活用など集客には様々な工夫が必要。
- 固定客の増加には、美容師の専門性+接客力の双方のスキルが不可欠
今後の焦点
- 自社の経営力強化に加え、新しいビジネスモデルの検討など、外部・内部環境の変化への柔軟な対応が求められる。
- 美容師の技術（専門・接客）とオペレーション、空間のトータルサービスによる総合的な評価の高さがロイヤルカスタマーの創出をもたらす。
- 従業員のエンゲージメント向上が顧客満足度（CS）向上に大きく寄与するほか、多様な人材の活躍につながる。