Report市場調査レポート

北陸企業のデジタル化への取組みの現状

公開日:2022年12月14日

ポイント

  • 新型コロナウイルスを機にオンライン会議などは普及も、デジタル化の取組みは道半ば
  • デジタル化の必要性は認識している一方で、組織全体の意識改革や知識習得が課題
  • 組織全体で知識習得への取組みを実施するとともに、ツールを活用した業務効率化を同時に進めていくことが必要

 

北陸企業の現状

デジタル化の取組み企業は二極化

コロナ禍をきっかけに社内のデジタル化が進展したとする企業は約5割となっています。一方で、取組みが進まない企業も5割弱を占めており、デジタル化への取組みの二極化が見られます。

出所:北國銀行「第202回景気動向調査(2022年4月実施)」

コロナを契機にオンライン会議やテレワークが普及、ペーパーレスや社内情報のデジタル化は低調

デジタル化が進んだ項目は 「商談・ミーティングのオンライン化」「テレワークの導入」と続いており、新型コロナウイルスを契機に場所を選ばない働き方による生産性向上への取組みが積極化しています。
一方で、ペーパーレスや社内情報の共有におけるデジタル化は道半ばであるのが現状です。

出所:北國銀行「第202回景気動向調査(2022年4月実施)」

業務効率化や生産性向上のニーズが高い

今後取り組みたいと考えている項目については「業務効率化、生産性向上」が突出して多くなっています。デジタル化による業務効率化の必要性は認識している一方で、前述の通り、デジタルを活用した業務効率化に向けた具体的な打ち手を実行できていないことが伺い知れます。

出所:北國銀行「第202回景気動向調査(2022年4月実施)」

 

デジタル化推進の障壁

実際に企業にデジタル化の障壁をヒアリングすると、社内人材に関する回答が目立ちます。「従業員の意識改革が必要」「対応する従業員の能力・資質」といった回答のほか、社内の保守的風潮や上層部がボトルネックといった声も聞かれました。
デジタル化の推進には担当者だけでなく、経営陣を含めた組織全体でデジタル化への意識向上や知識の習得が必要であるといえます。

出所:北國銀行「第202回景気動向調査(2022年4月実施)」

 

デジタル人材育成の取組み

デジタルに関する知識習得への支援や取組みを実施している企業は少ない

人材育成やリカレント(リスキリング)については、北陸地域においては実際に取組み中の企業は約4分の1にとどまっています。さらに実施している企業においてもITに関する学習への期待は少数となっており、自社内でのデジタルの知識やスキル習得への取組みがまだまだ少ないといえます。
デジタル化の潮流に取り残されないためにも、組織全体でITスキル習得への取組みを継続的に実施するとともに、ツールを活用した業務効率化を同時に進めていくことが重要といえるでしょう。

出所:北國銀行「第202回景気動向調査(2022年4月実施)」

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