調査レポートREPORT

公開日：2022年10月3日

レポートサマリー

基礎知識

不動産仲介業は、買主（借主）と売主（貸主）をマッチングし、仲介手数料を受領する業務を主とするフロービジネスである。営業人員のスキルや能力に依存する労働集約型の業態で、費用に占める人件費割合が大きい。着実に成約に繋げる優秀な営業人材の確保および定着が事業の大きなポイントとなる。

業界動向

不動産仲介業は市場全体としては拡大基調にある。わが国の住宅ストックは今後も拡大が予想される一方、少子高齢化に伴う「空き家問題」の深刻化が見込まれることから、既存不動産の有効活用への顧客ニーズの高まりが予想される。最近はICTやAI技術を活かした「不動産テック」による新サービスやプラットフォームが次々に生まれている。

今後の焦点

マンパワー営業に依存する従来型のビジネスモデルから、不動産テックを活かした事業のDX（デジタルトランスフォーメーション）に取り組み、労働生産性の向上や新たな顧客価値の提供に努める必要があるのではないか。

 

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