公開日:2022年10月3日
レポートサマリー
基礎知識
一般的に建設業は、建築と土木に大別されるが、主に総合的な管理・監督機能を担う総合工事業者(元請=ゼネコン)と、直接施工機能を担う多くの専門工事業者(下請け)とで分業体制が形成されている。
業界動向
市場規模は約63兆円(2021年度国交省見通し)で、コロナ禍での受注減からの回復傾向であるが、今後数年はほぼ横ばいでの推移が見込まれる。
今後の焦点
新型コロナウイルスの影響からは回復基調であるが、少子高齢化が進む中長期的な観点からは業界市場の縮小も懸念される。合わせて若年層の入職率の低下などから、就業者の高齢化も課題となっており、「働き方改革」の進展並びに「施工の無人化・デジタル化などの生産性の向上」が急務である。