公開日：2022年9月2日
レポートサマリー
基礎知識
- 自動車部品製造業界は多数の部品・システムメーカーによりサプライチェーンを構成、なかでもエンジン関連部品は品目種類が多く、出荷額構成比がもっとも高い。
- 2020年度にはいり、世界的な半導体不足から自動車メーカーが減産し、本業界も影響を受けている。
業界動向
- 2050年カーボンニュートラル実現をめざすグリーン成長戦略では、乗用車は2035年までに新車販売で電動車100％を目標としている。
- CASEの進展により付加価値は、ハード（車両本体）からソフト（サービスプラットフォーム）に移動していく。
- リコール届出件数は直近10年間において上昇基調、電子制御部品の不具合に関連する届出件数は近年増加傾向にある。
今後の焦点
- 自動車部品製造業界はガソリン車から電動車への部品需要移行により、事業転換を迫られる。
- 次世代自動車分野（インフラ、サービス含む）では、一層の安定性、耐久性、精度、小型化、軽量化などを実現する高い製造技術が求められる。