公開日：2022年4月11日
ポイント
- 新型コロナにより延期となっていたタイ国内のリアルでの展示会が再開。
- 現在の展示会はリアルとオンラインのハイブリッド型が主流。
- タイ政府によるエンデミックまでのロードマップを発表。
タイの展示会・商談会の現状
①リアルとオンラインのハイブリッド
2022年3月に東南アジア最大級の製造業向け展示会「METALEX March」が新型コロナの影響もあり、約1年半振りに展示場にてリアル開催されました。今回は「Smart Metalworking」をテーマに、継続的な事業発展を達成するための技術活用に焦点を当てており、コロナ禍にもかかわらず在タイ企業を中心に4日間で約29,204人の関係者が集まり、タイ企業の生産効率の向上・コスト削減を目的に最新のテクノロジーへの関心の高さが伺えました。
また、METALEXでは、ASEAN初のオンライン金属加工業界プラットフォーム「METALEX Digital Comunity」を立ち上げ、AIでビジネスマッチングや推奨される製品を提案し、チャットやオンライン通話機能を通じてリアルタイムで製品調達が可能となっています。ワンクリックで複数のサプライヤーへ見積もりをリクエストすることで、時間を節約できます。
METALEX出展者の方へのインタビューでは、「オンラインでの商談は手軽で良い反面もあるが、対面での商談はやはり違うところがある。実際に機械を見ながら商談を行う方が効果は高いと感じる」とありました。今後はリアルとオンラインのそれぞれの特徴を考え、自社にはどちらが合うのか、どのように使い分けるのかを検討する必要があります。
②タイの展示会・商談会
2022年5月には東南アジア最大級の裾野産業ビジネスマッチング展示会「SUBCON THAILAND 2021」が開催される予定です。タイ現地のサプライヤーが多数出展するため、販売先の開拓を検討している企業だけでなく、東南アジアにてサプライヤーを開拓したい企業にとっても効果的な商談です。また、2022年にタイでは製造業その他多くの展示会も今後リアルとオンラインのハイブリッドで開催される予定です。
タイ政府のコロナ規制に対する方針
パンデミックからエンデミックへ
タイ保健省は3月9日に、タイ国内における新型コロナのパンデミック指定を6月に終了し、7月からエンデミック（風土病）へと格下げするためのロードマップを発表しました。感染拡大の状況次第で修正される可能性はありますが、タイ政府が7月に新型コロナの規制を撤廃することを目標に掲げています。
日本⇔タイ間の移動は、両国の水際対策の緩和もあり、隔離期間の短縮など、ビジネス出張のハードルは以前と比べると低くなっています。エンデミックとなることでより一層規制の緩和が予想されています。コロナ禍によってタイへの投資を一時ストップしていた企業もこの動きを受けて再開することでしょう。
CCイノベーションのコンサルティング
CCイノベーションでは、販売先・調達先の拡大に向けたコンサルティングを提供しています。海外商談会への出展サポートはもちろん、お客様の要望に基づいた販売先候補・調達先候補の個別リストアップ、アポイント取得、商談サポート、物流構築サポートなどを行っています。海外に販路を広げたい、海外からの調達を検討したい、というお客様は是非一度お気軽にご相談ください。
※本資料は、情報の提供のみを目的として作成されたものであり、CCイノベーションとのお取引を勧誘するものではありません。本資料に記載されている意見などはCCイノベーションが信頼に足り、且つ正確であると判断した情報に基づき作成されたものではありますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。なお、本資料は、作成日において入手可能な情報等に基づいて作成したものであり、金融情勢・社会情勢等の変化により、内容が不正確なものになる可能性もあります。本資料のご利用は、お客さま御自身の判断でなされるよう、また、必要な場合には顧問弁護士、税理士などの各種専門家にご相談いただきますようお願いいたします。本資料の著作権はCCイノベーションに帰属し、本資料の一部または全部を、電子的または機械的な手段を問わず、無断での複製または転送等することを禁じます。