Casesコンサルティング事例

小売業 M&A

M&Aによる事業承継サポート

譲受先との交渉から株式譲渡の実行まで、
伴走型でサポートしました

クライアント情報

会社名	A社(譲渡会社)
業種	小売業
売上	10億～30億
従業員数	20名～50名

コンサルティング情報

実施期間	42か月

ご相談の経緯

取り組みたいと思った背景

経営をバトンタッチする時期が近づいてきた中で、息子への事業承継を考えていましたが、息子の「継がない」という意思が強かったため、会社存続のためにM&Aを決断しました。当社だけでなく、当地業界を守っていくことを考えると、長きに渡って主要仕入先としている地元の卸売業社であるB社さんにお引き受けいただくことが最もよい選択であると考えました。

CCIにコンサルティングを依頼しようと思った理由

M&Aの経験がないため、B社さんへの事業承継をサポートしてくれる存在が必要でしたし、最良のお引き受け先と考えたB社さんとの交渉をスムーズに行って、事業承継を確実に行いたいという思いがありました。北國銀行は当社のメイン金融機関ではありませんでしたが、B社さんのメイン金融機関である北國銀行に相談し、CCイノベーションにM&Aのサポートを依頼しました。

見えてきた課題

譲渡するための事業整理や会社分割などの対応
コロナ禍の影響などにより経営環境が変化する中での譲渡条件交渉
引き継いでもらう従業員の雇用条件の交渉
詳細な譲渡条件を定めていく中での交渉

サポート内容

ご支援のポイント

お引き受け先との条件交渉
M&Aによる譲渡に向けた会社分割のサポート、税理士等専門家との連携
M&Aに必要な各種手続きのサポート
M&Aに関連する補助金活用サポート

ご提案メニュー: M&Aアドバイザリーサービスについて

導入後の効果

会社の存続と従業員の雇用維持
お引き受け先の経営資源・ノウハウを活用した事業の効率化・高度化

お客さまの声

コロナ禍の最中だったことや、お引き受け先が大きな会社であることなどから、B社さんとの交渉に思っていたよりも長い時間がかかりました。また、M&Aの条件交渉は非常に細かいことも多く、決断していくだけでも苦労しました。しかし、最良のお相手と当初から考えてB社さんへ無事に事業承継でき、今はとても安心しています。従業員もB社さんへ事業承継した決断を受け入れてくれ、今ではB社の方々と一緒に会社をより良い方向に進めていってくれており、とても心強く思っています。今後も、地域のお客様のために、B社さんとともに歩んでいきたいと思っています。

担当コンサルタントから

M&Aを進めていく中で、お引き受け先との条件交渉や譲渡に向けての対応に、難局や苦慮する場面が数多くありましたが、売り手A社社長のB社様に対する強い信頼とお引き受け先B社様の当地業界を支える強い使命感に支えられ、A社様からのご依頼を無事に成就させることができました。
今回のM&Aの成就後、A社とB社の方々が一緒になって業務に取り組んでいるお姿を拝見し、また、A社社長からも「B社さんの力を借りて、いい会社に向かっている」というお話しをいただいたことで、今回のM&Aの成功を感じています。