seminar Report

セミナーレポート

第4の波を迎えた世界の潮流
20241213
第4回CCIクラブ講演会では、ビジネス・ブレークスルー大学の大前研一学長をお迎えし、「第4の波を迎えた世界の潮流」をテーマにご講演いただきました。
会場 北國銀行本店3F メインホール
講師 大前 研一氏 (ビジネス・ブレークスルー大学 学長)

北國フィナンシャルホールディングス・CCイノベーションの会員制クラブである「CCIクラブ」において、第4回講演会を開催しました。

 

第4回CCIクラブ講演会では、ビジネス・ブレークスルー大学の大前研一学長をお迎えし、「第4の波を迎えた世界の潮流」をテーマにご講演いただきました。

大前学長には、2023年5月の第1回CCIクラブ講演会にて「地方創生への構想力」についてご講演いただきました。前回のご講演から1年半が経ち、世界の状況やテクノロジーの分野で革新的な変化が起こっています。今回は、教育やAIなどの知見をご共有いただきました。

1990年のバブル崩壊から来年で「失われた35年」と言われていますが、日本が衰退し続ける最大の原因として「教育」を取り上げました。「ゲーム・アニメ・スポーツ・音楽・料理」などの分野では、AIが闊歩するサイバー社会の中でもボーダレスに活躍できていますが、ビジネスにおいては日本から新たな企業が出てきていません。21世紀には教育のやり方を抜本的に変えなくてはならない、と警鐘を鳴らしていただきました。

また、未来学者アルビン・トフラーが提唱した「第三の波」の段階を経て、人類社会の発展段階には「第四の波」が到来しており、すべてがスマホベース、AIベース、無から有を生む時代になってきている、ともお話しいただきました。その中で、DX・AIの普及・進展を受けて、世界各国の政府や企業が働き手のリスキリングに動き出しており、日本もこの波には遅れるわけにはいきません。
そして、2024年に入って生成AIの社会実装が加速し、AI関連企業が株式市場を牽引していることから、大前学長には生成AIを使ったいくつかの事例をご紹介いただきました。すべてのご発言に様々な知見があり、あっという間に講演は終了しました。

講演の最後には、多くの会員の皆さまからご質問をいただきました。どのようにして将来を担う人材を採用・育成していくか、能登を早期に復興するためのアイデアなど、多くの質問がありました。会員と大前学長の間で様々な議論が行われ、多くの学びを得る機会となりました。

最後に

CCIクラブでは、イノベーティブな発想を持ち、時代に則した経営者になっていただくために、大前学長のご講演のような多くの学びとなる機会を提供できればと思っています。
最後に、現在行っている分科会や海外視察企画についてもご紹介させていただきました。

引き続き、CCIクラブへのご意見・ご要望など、お気軽にCCイノベーションおよびCCIクラブ事務局までお問い合わせください。

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