seminar Report

セミナーレポート

CCIクラブ
DX分科会デジタルワークスタイルコース
ChatGPT(生成AI)編  
20250512
 リアル
20250520
 オンライン
20250527
 オンライン
20250603
 オンライン
20250624
 リアル
会場 北國銀行本店

講義風景〈2025年5月12日(月)〉

2025年5月12日(月)、昨年に続き2回目となる「DX分科会 ChatGPT(生成AI)編」を開催しました。デジタルなふるまい株式会社との共催で、横山代表および小林慎和先生をお迎えし、「生成AIの“今”を再確認する」をテーマに、日進月歩で進化する生成AIの最新動向や、何がどこまでできるようになったのかを学びました。

今回の分科会には12名の方にご参加いただきました。参加者の皆さまは既にChatGPTを利用したことがあり、生成AIの影響力を実感されていました。横山代表からは、「AI時代において本当に求められるのは、最先端の生成AIの進化に追いつき、それを使いこなすために自ら学び、行動するマインドセットです」とのご提言をいただきました。
 
実践セッションでは、小林先生より、議事録作成、スライド作成、画像・動画生成、マーケティング支援、生産性向上など、各分野における代表的なAIツールをご紹介いただきました。

もし、英語で書かれた50ページの論文が目の前にあったとしたら、読み終えるまでにどれくらいの時間がかかるでしょうか。50ページというボリュームに圧倒されて途中で読むのを諦めてしまうかもしれませんし、「英語」というだけで最初から読むことを放棄してしまうかもしれません。

しかし、この論文が7分程度の音声に要約され、パーソナリティの心地よい声で語られるポッドキャストとして配信されていたら、通勤時間などのスキマ時間に「聴いてみたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

実はこのようなポッドキャストは、「NotebookLM」と「ChatGPT」を活用することで、わずか数分の作業時間で誰でも作成できるという話があり、参加者の皆さんからも興味深い反応が寄せられました。

生成AIを活用することで、プログラミングスキルを容易に補完することも可能です。実際に「Claude」を使って、じゃんけんゲームやオセロゲームのアプリを作成し、Web上にリリースできることを体験していただきました。

来週から、3週連続でオンライン講義が始まります。Slack上では、講義の感想や課題の提出を投稿していただき、受講生の皆さまに加え、小林先生やコミュニティマネジャーも参加して、講座を盛り上げてまいります。

参加者は業界・業種、年齢、キャリアも多様であることから、「他流試合」を通じて多くの気づきを得ていただくことも、本講座の大きな狙いの一つです。
約1か月半にわたる本講座を、皆さまとともに充実した学びの場にしていきましょう。



講義風景〈2025年6月24日(火)〉

5月12日に第1回講義を開始し、第2回以降はオンラインで実施しました。ライブ配信に参加できなかった方には、アーカイブ視聴の機会を提供し、Slack上で講義内容への感想を共有や、毎回講義終了時に発表される課題について意見交換を行っていただきました。

課題の一例として、ノーコードツールや生成AIを活用し、ビジネスアイデアやランディングページなどのプロトタイプ(試作品)を作成するというものがありました。その際に活躍したツールが2つあります。

まずご紹介するのは「Studio」です。Studioは日本発のWeb制作ツールで、ノーコードで本格的なWebアプリを作成できます。デジタル初心者にもやさしく、デザイン性の高いサイトを簡単に構築できる点が特徴です。

次に「Replit」です。Replitは、プログラミングをより気軽に、楽しく体験できるツールです。自然な言葉で指示するだけで、AIがコードを書いてくれる機能があります。プログラミング初心者でも「こんなアプリをつくりたい」といったように、ただやりたいことを伝えるだけでプログラムの作成・準備・公開まで、全てをAIがやってくれるようになっています。

そして最終回となった第5回講義では、デジタルツールを活用して自分のアイデアを伝えるピッチイベントを行いました。3~5分のプレゼンを通じて、自分が取り組みたいことや、所属企業で抱えている課題を解決するアイデアをかたちにし、それぞれ発表いただきました。

生成AIとノーコードを駆使することで、プログラムを書いたことがないデジタル初心者でも、わずか5分でウェブサイトを開発できることを実感していただきました。この事実を知っているかどうかで、見えてくる世界が大きく変わることを、参加者の皆さんに体感していただけたと思います。

初回講義では、AIを含むデジタル領域に苦手意識を持ち、「アイデアはあるが形にできない」「チームにうまく指示が出せない」といった不安を抱えていた参加者が大半でした。しかし最終ピッチでは、皆さんがまるでエンジニアのような風格を持ち、魅力的なアプリを次々と発表されていたのが印象的でした。

デジタルの進化は日々加速しています。今回で「生成AI講座(2025年春開講)」は終了となりますが、ぜひ所属企業やご友人・知人とも情報を共有しながら、今後も最新の技術をキャッチアップしていただければと思います。企業や地域からデジタルの力で盛り上げ、共に成長していくきっかけとなれば幸いです。

今後もCCIクラブ分科会では、少人数制ならではの実りあるワークショップを企画してまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。



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