seminar Report

セミナーレポート

デジタルを活用して実現する業績アップ
~ノーコード・ローコードでデジタル人材不在でも効果がでるDXとは?~
【デジタルワークスタイルコース】
20240118
20240215
20240314
20240418
会場 北國銀行本店

講義風景〈2024年01月18日(木)〉

2024年1月18日(木)、第1回DX分科会(デジタルワークスタイルコース)を開催しました。

分科会開催に先立ちまして、CCイノベーション執行役員 平田祐輔より、「経営者が知っておきたいデジタルファースト経営推進ポイント」と題し、顧客への価値提供にはデジタルの活用が不可欠であることをお伝えしました。
DXを推進するにあたり多くの企業が陥りやすい混迷事例を紹介したうえで、デジタル技術を駆使し売上・利益を上げていくために、経営者としてどのように方向性を打ち出せるかが重要である、と説明させていただきました。

そして、推進にあたっては、まずスモールスタートから進めることが重要で、そのスモールスタートの一つのツールとして、kintoneの利用方法を学んでいくことをお勧めさせていただきました。

続いて第2部として、サイボウズの渡邊光様をオンラインでおつなぎし、分科会で利用するkintoneのツールの特徴から現在の市場環境を含む各社の利用状況、そしてどのように利用していくことが効果的か、などシステムベンダー側からもDXとkintoneについてご紹介させていただきました。

第3部は、CCイノベーション シニアコンサルタントの浦島伸晃にて、「kintone入門とその効果:ビジネス変革の第一歩」と題し、講義をスタートしました。
今回のDX分科会では、ご参加いただいた皆様にkintoneを実際に触っていただき、ハンズオンでアプリ作成をお手伝いすることを中心に進行していきたいと考えています。

その中で、今回は、拠点と部門がいくつか存在する商社を事例とし、どのように部門別、全体の予実実績管理をしていくか、というお題に対し、「予算入力アプリ」「実績入力アプリ」の作成を実際に体験していただきました。

当社では、現在まで、95社のkintone導入の支援をさせていただいています。その中で、kintoneは誰でも簡単に作ることができるツールと言われており、ドラッグ&ドロップで様々なフォーマットが作成可能です。
しかしながら、作成したアプリやフォーマットは、自社で利活用できる業務「システム」とならなければ、企業として取り組みたかった課題解決、従業員の利活用の促進にならないことも共有させていただきました。

来月の第2回では、「アプリ設計の秘訣と制約事項:成功への道筋」と題し、kintoneの設計ガイドラインから、実際に自社システムのグランドデザインをどのように設計していくべきか、という内容で、kintoneを実際に触って体験いただきながら、一緒に考えていきたいと思っています。

引き続き、参加された皆様からのご意見をいただきながら、実践型で、少人数制ならではの、実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

講義風景〈2024年02月15日(木)〉

2024年2月15日(木)、第2回DX分科会(デジタルワークスタイルコース)を開催しました。

引き続き、CCイノベーション シニアコンサルタントの浦島伸晃にて、「アプリ設計の秘訣と制約事項:成功への道筋」と題し、講義をさせていただきました。
講義内では、今後kintoneでアプリを作成するにあたり、まずは業務プロセスの整理と最適化を要件定義の段階でしっかりと協議し、システム設計を行っていくことが重要であり、その手順や方法について具体的にお話しさせていただきました。
また、システム開発のプロセスを効率的に行うには、kintoneの特性を理解した上でシステム設計をしていくべきであるため、kintoneの特徴についてもいくつか共有させていただきました。
そして、アプリを作成する立場である皆様は、作成後のシステム連携や機能拡張性を考慮する必要があり、そのためkintoneをデータベースと捉えたうえでアプリを作成していくべきであることについて、その理由なども説明させていただきました。

最終的な目指すべき業務の流れなどの全体感、「グランドデザイン」をしっかり可視化し、ゴール像を共通認識として開発を行っていくことが最も重要なプロセスであることを、最後に強調させていただきました。

続いて、kintoneの特徴を生かしながら、どのようにすれば効率的・効果的な「予算入力アプリ」と「実績入力アプリ」の作成ができるか、ユーザーの要望を踏まえどのようにアプリを改善させていくことができるか、についていくつかハンズオンで実践していただきました。当社のコンサルタントも常時サポートさせていただき、皆様にひとつひとつ課題をクリアしていただけたと思います。

来月の第3回では、「アプリ構築とプラグイン:可能性を広げる」と題し、アプリ構築の基本と高度な機能を学び、kintoneの標準機能をさらに理解を深めていただいた上で、プラグインの可能性について探っていただく予定です。また、プラグイン導入の注意点を学び、実際にプラグイン設定も行う予定です。引き続きkintoneを実際に利用しながら、ハンズオンを中心に進めていきたいと思います。

参加された皆様からのご意見をいただきながら毎回内容をブラッシュアップし、少人数制ならではの、実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

講義風景〈2024年03月14日(木)〉

2024年3月14日(木)、第3回DX分科会(デジタルワークスタイルコース)を開催しました。 引き続き、CCイノベーション シニアコンサルタントの浦島伸晃にて、「アプリ構築とプラグイン:可能性を広げる」と題し、講義をさせていただきました。

講義内では、まず、kintoneの標準機能についてご説明させていただき、標準機能だけではできないことをあらかじめご理解いただきました。そのうえで、自社システムをさらに発展していくために、プラグインについて説明しました。選定基準、具体的なアプリ間のデータ連携方法について、講義を通して理解を深めていただきました。

続いて、ハンズオンとして、予実管理の作成を進めていただきました。プラグインは、複数のkintoneアプリのデータを集計・加工するkrewDataと、kintoneアプリのデータを可視化するkrewDashboardをご紹介させていただきました。

kintoneを使って業務をしていく中で、当社で培ったよくある事例をご紹介した後、入力から出力までのフローを考えていただきながら、予算入力アプリと実績入力アプリの作成およびkrewDataの設定まで実施していただきました。
その後、予実管理アプリにkrewDataを使ってデータを移行するところまで実体験していただきました。

最後に、予実管理表のレイアウトをイメージしていただきながら、krewDashboardの設定方法と、どのようにグラフや表を見やすく完成できるかについてご紹介させていただきました。 弊社スタッフも随時参加させていただきながら、皆さまにはひとつひとつのタスクを実行していただき、ハンズオンで演習を行いました。

来月の第4回は、「アプリデザイン報告会:知識を共有し、成長を促進する」と題し、各社のkintone導入のグランドデザインをそれぞれ発表していただきます。サイボウズの渡邊部長にも再度参加いただき、皆さまのアウトプットについていろいろと議論していければと思います。

引き続き、参加された皆さまからのご意見をいただきながら、少人数制ならではの、実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

講義風景〈2024年4月18日(木)〉

2024年4月18日(木)、第4回DX分科会(デジタルワークスタイルコース)を開催しました。

今回は、「アプリデザイン報告会:知識を共有し、成長を促進する」と題し、サイボウズ社の渡邉部長にもご参加いただき、各社の成果物であるグランドデザインの発表会とさせていただきました。

まず、CCイノベーション シニアコンサルタントの浦島伸晃より、これまでの振り返りをさせていただきました。
kintone活用のポイントして、
①業務プロセスを整理し、可視化する、②kintoneはDBであることを前提としてデータ設計を行う、③その成果物として、グランドデザインを作成し、ゴール像の共通認識を持ってkintone開発を行う、
以上のことを改めてお伝えさせていただき、各社のグランドデザインの発表とさせていただきました。

4社4様の素晴らしい発表後には、活発な質疑応答もございました。また、弊社担当者およびサイボウズ社の渡邉さまからも、さまざまなフィードバックや意見をさせていただきました。
渡邉さまからは、サイボウズ社でも意識していることとして、「課題・問題の解決を検討することはワクワクする、これが仕事の楽しさではないか。こういった雰囲気が従業員の満足度につながる。今回のように、皆さんでディスカッションしながら進めていくことは、それにつながると思う。」という全体講評をいただき、まさに今回皆さまと学んだことだと思っています。

最後に、皆さまの発表をもとに各賞を作成させていただき、表彰式も行いました。サイボウズ社から、貴重なノベルティをプレゼントしていただきました。

全4回で、kintoneの機能の理解を深め、業務改革をデザインしていく、としたワークショップとさせていただきました。
DXとは、Digital Transformationの略称です。kintoneなどのDigitalツールを使いこなすだけでは達成できるものではなく、事業創発や業務変革を通じて企業成長、Transformationを起こすことで、ようやくDXを行うことになります。
今回のグランドデザインをもとに、是非kintoneで実装していただき、自社で業務改革を実行していただきたいと思います。 弊社としましても、貴社のDXに向けた取り組みを全力でサポートさせていただきます。是非お声掛けください。

お忙しい中、全4回にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。今後も、参加された皆さまからのご意見をいただきながら、少人数制ならではの、実りあるワークショップの企画・展開ができるよう努めてまいります。



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