講義風景〈2026年7月16日(木)〉
BESTゼミ3期生の第9回講義を開催しました。
今回のテーマは、マーケティング戦略。
講師は、イノベーション戦略グループの登が務めました。
「どこで戦うか」「どのようにして勝つか」という経営戦略上の重要な問いを、マーケティングの視点から整理し、自社の戦略を言語化する実践的な講義となりました。
■ マーケティングは「売り方」ではなく「勝ち方」を考えること
講義の前半では、「そもそもマーケティングとは何か」について考えました。
マーケティングというと広告や販促活動をイメージしがちですが、本質はそれらの施策ではありません。
顧客は商品やサービスそのものを求めているのではなく、その先で得られる価値を求めています。そのため企業には、自社が何を売っているのかではなく、顧客にどのような価値を提供しているのかを考えることが求められます。
講義では、自社のビジネス目標や競争環境を踏まえながら、どの市場で戦い、どのような価値を提供するのかを整理することの重要性について学びました。
■ 「どこで戦うか」を考える
続いて、市場の選び方について学びました。
どれだけ優れた商品やサービスを持っていても、市場の選び方を誤れば成果につながりません。講義では、市場規模や成長性だけでなく、「勝ちやすい市場か」「儲かる市場か」という観点から市場を評価する考え方が紹介されました。
また、業界構造を理解するための5フォース分析や、市場を切り分けて注力領域を定めるセグメンテーション・ターゲティングの考え方についても学習しました。参加者の皆さまには、自社の市場を改めて見つめ直し、「自社にとって戦うべき市場はどこか」を考えていただきました。
■ 次回に向けて
今回の講義では、マーケティングを単なる集客や販促活動ではなく、「どこで戦い、どのように勝つか」を考える経営戦略として捉える視点を学びました。次回は「人材」をテーマに、経営戦略を実現するための組織づくりや人材マネジメントについて学んでいきます。
講義風景〈2026年8月20日(木)〉
BESTゼミ3期生の第10回講義を開催しました。
今回のテーマは「人材」。
CCイノベーション人事戦略グループの山本が講師を務めました。
■ 人材マネジメントは経営戦略から始まる
講義ではまず、人材マネジメントの全体像について整理しました。
企業が目指す将来像を実現するためには、必要な組織体制や求める人材像を明確にし、それに沿った採用・育成・評価の仕組みを設計する必要があります。
また、「人が採用できない」「人が育たない」「人が定着しない」といった課題についても、その表面的な現象だけを見るのではなく、組織風土や人事制度、職場環境などの根本原因を探ることの大切さを確認しました。
■ 採用・育成・定着の仕組みを考える
講義の中盤では、人材課題への具体的なアプローチについて学びました。
採用のパートでは、自社の魅力を整理し、求職者に提供できる価値(EVP:Employee Value Proposition)を言語化する重要性について解説しました。人材獲得競争が激化する中、企業が選ぶだけではなく、求職者から選ばれるための視点が求められています。
育成のパートでは、人が成長するために必要な要素を整理するとともに、等級制度・評価制度・報酬制度が連動した人事制度の重要性について学びました。制度そのものを整えることではなく、社員が目標を持ち、自律的に成長できる環境づくりがポイントです。
■ 次回に向けて
今回の講義を通じて、経営戦略の実現には人材戦略が欠かせず、両者を一体で考える視点の必要性を再認識する機会になったのではないでしょうか。
次回のBESTゼミでは「プレ発表会」を開催します。これまでの講義で学んだ内容をもとに、自社の戦略を具体化し、受講者同士で意見交換を行いながらブラッシュアップを進めていきます。
講義風景〈2026年9月17日(木)〉
第11回講義では、CCイノベーション社長の今井より、「企業変革(CX)による経営力向上」を題材に、「一人ひとりは有能なのに、なぜ会社は変われないのか」という問いを起点にディスカッションを行いました。
■ 問題は人ではなく、構造にある
経営者が日々直面する悩みとして、
・社長に判断が集中する
・経営会議で意思決定が進まない
・管理職が育たない
・部門間の連携がうまくいかない
・戦略が実行されない
といったことがあると思います。
こうした課題に対して、私たちはつい
「危機感がない」「当事者意識が足りない」と、
人に原因を求めがちです。
しかし、それぞれの問題を個別に見るのではなく、
「なぜその行動を選ぶ構造になっているのか」
という視点で捉えることの重要性について、一緒に考えました。
■ 成功体験が組織を動きにくくすることがある
3期生のメンバーから、「構造的無能化」という考え方が
特に印象に残ったという声をいただきました。
企業は成長の過程で、分業や専門化を進めながら効率性を高めていきます。
しかし、その成功体験が積み重なることで部分最適が進み、
組織全体としての実行力や適応力が低下してしまう場合があります。
また、会社の成長段階によって求められる経営の在り方も変化します。
30人、50人、100人と組織規模が大きくなるにつれ、
これまでの成功パターンやマネジメント手法が
通用しなくなる可能性があることについても触れました。
■ 次回に向けて
BESTゼミもいよいよ終盤です。
これまで学んできた知見をもとに、次回はいよいよ最終発表会を迎えます。
受講者の皆さまが、それぞれの事業や組織の未来像をどのように描き、
実行計画へ落とし込んでいくのか。
これまでの学びの集大成となる発表を楽しみにしています。
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