講義風景〈2026年3月12日(木)〉
BESTゼミ3期生の第5回講義を開催しました。
今回のテーマは、5ステップフレームワークの第一歩となる「コスト削減」。
講師は、弊社経営戦略グループの三反田が務めました。
■ コスト削減は「成長投資の原資」を生み出すための活動
講義の冒頭で、「コスト削減の目的は、単に費用を削ることではなく、
企業の未来を創るための成長投資の原資を生み出すことにある」と、
その本質的な目的が強調されました。
経営資源(ヒト・モノ・カネ・時間)が限られる中で、コスト削減は
「確実性」「即効性」「再現性」の観点から優先的に取り組むべき重要な要素です。
講義では、コストを「変動費」と「固定費」に分解して構造を理解することから始まり、
現状分析からアクションプランの策定、PDCA、そして定着化まで、
計画的かつ組織的に取り組むための具体的な4つのステップを解説しました。
■ 自社のアクションプランを策定する
後半のワークでは、参加者の皆様に自社の決算書を基にコストを洗い出し、
「実現性」と「実効性」の2軸で優先順位をつけ、具体的なアクションプランを検討していただきました。
「どの費目に、いつまでに、誰が、何をするのか」を具体化する過程で、
「これは成長に必要なコストか、それとも削減すべきコストか」
「取引先との関係性をどう維持するか」
「従業員のモチベーションを下げないためには」
といった、単なるコストカットに留まらない、
経営の根幹に関わる多角的な視点での議論が活発に行われました。
■ 次回に向けて
今回の研修で、未来への投資原資を確保するための具体的な道筋が見えたことと思います。
次回からは、この原資を元にいかにして持続的な成長を促す組織を構築していくか、というテーマに入ります。
次回のテーマは「マネジメント」です。
講義風景〈2026年4月16日(木)〉
BESTゼミ3期生の第6回講義を開催しました。
今回のテーマは、企業経営の土台となる 「マネジメント」。
CCイノベーション人事戦略グループの山本が講師を務めました。
経営理念やビジョンをどのように組織へ浸透させ、社員一人ひとりの行動につなげていくのか。
ガバナンスやコンプライアンスの視点も交えながら、組織を持続的に成長させるための考え方を学ぶ時間となりました。
■ マネジメントとガバナンスの基本を整理する
講義の前半では、まずマネジメントとガバナンスの役割について整理しました。
マネジメントとは、目標達成に向けて、人材・時間・資金といった経営資源を効率的かつ効果的に活用する仕組みです。
経営理念やビジョンを実現するために、チーム全体の力を引き出すことが求められます。
一方で、ガバナンスは企業を正しく統治するための仕組みです。
目標達成のためであれば何をしても良いわけではなく、法令や社会的ルールを守ることの重要性が改めて共有されました。
■ 「やり方(Do)」と「あり方(Be)」の掛け算
今回の講義で特に印象的だったのは、組織の成果は 「やり方(Do)」と「あり方(Be)」の掛け算 によって生まれる、という考え方です。
「やり方(Do)」は、組織体制、評価制度、目標管理など、
組織をどう動かすかという仕組みの部分。
一方で「あり方(Be)」は、
理念・価値観・信頼関係・企業風土など、
社員の共感や納得感を生み出す土台を指します。
制度やルールだけでは組織は動かず、
そこに価値観への共感が加わることで、はじめてチームの力が最大化される――
そんな本質的な視点を学ぶ機会となりました。
■ 理念を行動に落とし込むために
講義の後半では、理念やビジョンをどのように現場の行動へ落とし込むかを考えました。
- パーパス(何を実現したいか)
- ビジョン(どこを目指すか)
- ミッション(何を優先するか)
- バリュー(どう行動するか)
といった要素を整理しながら、
現状(AS IS)と目指す姿(TO BE)のギャップを埋めるための具体的なアクションを個人ワークで検討。
参加者それぞれが、自社における理念浸透のあり方を見つめ直す時間となりました。
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