seminar Report

セミナーレポート

財務研修と5ステップフレームワークをベースに、自社の戦略を考える、実践型カリキュラム
20241114
20241219
2025116
2025213
会場 北國銀行本店

講義風景〈2024年11月14日(木)〉

2024年11月14日(木)にBESTゼミ(第2期生)が開講しました。

第1回は、CCイノベーション経営戦略グループの山澤が講師となり、財務研修①として「決算書の基礎知識」をテーマに実施しました。 決算書の概要や目的から、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表について詳しく説明しました。
また、決算書から安全性を見極める方法や簡単な仕訳、銀行員の視点で粉飾を疑うポイントなど、いくつかのワークショップにもチャレンジしていただきました。

第1回ということで、やや基礎的な内容だったかもしれませんが、自社の決算書を深く理解し、ステークホルダーに説明することや取引先の決算内容を理解することは、経営者・経営幹部にとって必須のスキルとなります。
今回のメンバーは、最近社長や取締役に昇格された方が多かったため、自社の決算を思い浮かべながら、いくつかの疑問点について質問もいただきました。
積極的なご参加、誠にありがとうございました。

次回、12月の財務研修②では、より実践的な内容で講義を進められればと思っています。

BESTゼミでは、講義によるインプットだけでなく、実際に事例に取り組み、ディスカッションしていただくアウトプットの時間を重視しています。
引き続き、参加された皆様からのご意見を参考に、少人数制ならではの実りある分科会を展開できるよう努めてまいります。

講義風景〈2024年12月19日(木)〉

2024年12月19日(木)、第2回BESTゼミを開催しました。

今回は、CCイノベーションの細井が講師となり、財務研修②として「管理会計と財務分析の手法」をテーマに講義を行いました。財務会計と管理会計の違い、管理会計を行うメリットをお伝えし、具体的な上場企業を事例に、事業概要と戦略を紹介したのち、決算書をベースとした財務分析レポートを見ていきました。

その中で、7つの分析手法(収益性の分析、成長性の分析、安全性の分析、生産性の分析、効率性の分析、債務償還能力、損益分岐点売上高)を具体的な数値で確認しながら、一つ一つ理解を深めていきました。同業種との比較や、会社それぞれの現状と目指す姿をベースに、どの指標を重要視すべきか、皆様にも意見をいただきました。

また、講義後のワークショップでは、ラーメン屋を事例に、実際に損益分岐点を計算しました。最後に、事例を踏まえ、実際に自社の財務分析レポートを見ていただき、それぞれどのような気づきがあったか、相互にディスカッションしました。

自社の決算書を深く理解しステークホルダーに説明すること、取引先の決算内容を理解することは、経営者・経営幹部にとって必須のスキルとなります。次回、1月の財務研修③では、さらに理解を深め、金融機関の目線、経営計画書の策定方法、現状分析の種類と手順などを学び、財務研修を総括します。

BESTゼミでは、講義によるインプットだけでなく、実際に事例に取り組み、ディスカッションしていただくアウトプットの時間を重視しています。引き続き参加された皆様からのご意見を参考に、少人数制ならではの実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

講義風景〈2025年1月16日(木)〉

2025年1月16日(木)、第3回BESTゼミを開催しました。

今回は、CCイノベーションの川面が講師となり、財務研修③として「金融機関の目線」と「経営計画書の策定方法」をテーマに講義を行いました。

経営者および今後経営者となる皆様にとって、企業の成長を目指すには資金調達について考えること、金融機関や投資家とどのようにディスカッションするかは必須のスキルです。今回は、金融機関がどのような目線で企業を見ているか、融資判断をしているかという逆の視点に立ち、皆様に考えていただきました。
その中で、①経営者、②経営計画、③製品・サービス、④組織体制、⑤財務状況という5つの視点について、自身および自社で優先度の高い順に並べていただき、その理由を発表していただきました。これにより、個々人の様々な考え方に触れることができました。さらに、ChatGPTの回答と講師の川面の金融機関目線での優先度を発表し、議論も深まりました。

また、経営者として検討すべき経営計画書について、その意義と具体的な種類についても説明し、作成手順について議論しました。参加者の皆様のビジョンや経営計画策定の頻度、経緯はさまざまでした。今後の講義を参考に、ぜひ策定およびブラッシュアップしていただきたいと思います。
どの意見や手法が正解というわけではなく、自社の現況や業界、外部環境などから、一番適切な分析手法を選択し、現状を正しく理解していくことが策定およびブラッシュアップのファーストステップとなります。

次回は、CCイノベーション社長の菊澤から講演を行い、「5ステップフレームワーク」や組織、経営全般についてディスカッションする予定です。

引き続き、参加者の皆様からのご意見を取り入れ、最新のビジネス環境や手法を常にアップデートしながら提供し、少人数制ならではの実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

講義風景〈2025年2月13日(木)〉

2025年2月13日(木)、第4回BESTゼミを開催しました。

今回は、講演の回とさせていただきました。CCイノベーションの代表取締役社長、菊澤より「企業経営 ~組織のあり方~」を題材に、皆さまとディスカッションを行いました。

まず、経営目的の変化や経営に必要な要素についてお話しし、皆さまからもさまざまな意見をいただきました。そして、その要素の中で特に重要な「組織論」について一緒に考えました。

企業経営は、戦後の一定の答えがあった時代から、答えがない時代(成熟した時代)へと移り変わっています。自分で、そして自分たちで「考える」ことがより重要な取り組みになっていることを述べ、皆さまと意見交換を行いました。
皆さまには、自社の取り組みや課題についてコメントしていただき、同じ悩みを持つ方や他社の取り組みを聞いて解決のヒントを得られた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

最後に、CCイノベーションの青森より、今後策定いただく経営計画書についてお話ししました。ぜひお時間のあるタイミングで少しずつ考えていただければと思います。

次回は第5回、いよいよ5ステップフレームワークに入ります。最初のテーマは「コスト削減」です。引き続き、参加された皆さまからのご意見を参考に、少人数制ならではの実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

CCIクラブ トップへ戻る