seminar Report

セミナーレポート

財務研修とCCイノベーションのコンサルタントが提供している5ステップフレームワークをベースに、自社の戦略を考える、実践型カリキュラム
20231116
20231214
20240118
20240215
会場 北國銀行本店

講義風景〈2023年11月16日(木)〉

2023年11月16日(木)にBESTゼミが開講しました。

第1回は、CCイノベーション戦略チームの村が講師となり、財務研修①として「決算書の基礎知識」をテーマに実施しました。 決算書の概要や目的から、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表について詳しく説明しました。基礎的な内容だったかもしれませんが、自社の決算書を深く理解しステークホルダーに説明すること、取引先の決算内容を理解することは、経営者・経営幹部にとって必須のスキルとなります。

次回、12月の財務研修②では、より実践的な内容で講義を進められればと思っています。

また、BESTゼミでは、講義によるインプットだけでなく、実際に事例に取り組み、ディスカッションしていただく、アウトプットする時間を重視しています。
引き続き参加された皆様からのご意見を参考に、少人数制ならではの実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

 

講義風景〈2023年12月14日(木)〉

2023年12月14日(木)、第2回BESTゼミを開催しました。

引き続き、CCイノベーションの村が講師となり、財務研修②として、「管理会計と財務分析の手法」をテーマに講義させていただきました。

財務会計と管理会計の違い、管理会計を行うメリットをお伝えさせていただき、具体的な上場企業を事例に、事業概要と戦略を紹介したのち、決算書をベースとした財務分析レポートを見ていきました。
その中で、7つの分析手法(収益性の分析、成長性の分析、安全性の分析、生産性の分析、効率性の分析、債務償還能力、損益分岐点売上高)を、具体的な数値で確認しながら、一つ一つ理解を深めていきました。同業種との比較や、会社それぞれの現状と目指す姿をベースに、どの指標を重要視すべきか、皆様にも意見をいただきました。

また、講義後のワークショップでは、ラーメン屋を事例に、実際に損益分岐点を計算しました。
最後に、事例を踏まえ、実際に自社の決算書と財務分析レポートを見ていただき、それぞれどのような気づきがあったか、相互にディスカッションしました。

自社の決算書を深く理解しステークホルダーに説明すること、取引先の決算内容を理解することは、経営者・経営幹部にとって必須のスキルとなります。
次回、1月の財務研修③では、さらに理解を深め、実践として利用していくポイントと手法を学んでいただきます。そして、これまで学んでいただいた財務分析をベースに、本ゼミの最終的な成果物である、事業計画にどのように反映していくかお伝えできればと思っています。

BESTゼミでは、講義によるインプットだけでなく、実際に事例に取り組み、ディスカッションしていただく、アウトプットする時間を重視しています。
引き続き参加された皆様からのご意見を参考に、少人数制ならではの実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。

講義風景〈2024年1月18日(木)〉

2024年1月18日(木)、第3回BESTゼミを開催しました。

引き続き、CCイノベーションの村が講師となり、財務研修③として、金融機関の目線、経営計画書の策定方法、現状分析の種類と手順、をテーマに講義させていただきました。 今後、経営者となっていく皆様にとって、企業の成長を目指すには、資金調達について考えていくこと、金融機関や投資家とどのようにディスカッションしていくかは、必須のスキルとなります。今回は、金融機関がどういった目線で企業を見ているか、融資判断をしているか、という逆の視点に立ち、皆様に考えていただきました。
その中で、①経営者、②経営計画、③製品・サービス、④組織体制、⑤財務状況、という5つの視点について、判断項目として優先度の高い順に並べていただき、その理由を発表していただいたことで、個々人の様々な考え方に触れることができました。

また、これも経営者として検討すべきである経営計画書について、その意義と具体的な種類について説明させていただき、作成にあたりどのような手順があるか、なども議論させていただきました。 第1回、第2回と学んできた財務分析(定量分析)に加え、定性分析として、(クロス)SWOT分析、3C分析、5フォース分析、PEST分析などの内容を共有させていただいたのち、どの分析手法が自社にとって有用だと思うかを発表していただきました。
どの意見が正解というわけではなく、自社の現況や業界、外部環境などから、一番適切な分析手法を選択し、現状を正しく理解していくことが、経営計画を策定していくためのファーストステップとなります。

次回は、今後学んでいただく「5ステップフレームワーク」の全容ついて、講演を聞いてもらったのち、本ゼミの最終的な成果物である、事業計画をどのように作成していくか、今回までの講義の復習と、当社が現在までクライアントと策定してきた好事例をもとに、学んでいただきたいと思います。

講義風景〈2024年2月15日(木)〉

2024年2月15日(木)、第4回BESTゼミを開催しました。

第一部は、CCイノベーションの多田社長より、今後学んでいただく「5ステップフレームワーク」や、取り組んでいただく事業計画書策定の前に、まず考えておいていただきたい「人的資本経営と企業価値向上」について講演させていただき、お聞きいただきました。
当地では人口減少が続いており、現在多くの企業が、人材不足・育成を喫緊の課題と捉えています。今後経営者となる皆様にとって、どのように従業員と向き合っていくか、働きやすい環境を作っていくかというのは、最も重要な課題です。コミュニケーションを適切にとり、従業員を「資本」としてとらえ、戦略を練り経営を行っていく重要性について述べさせていただきました。

また、過去の支店長時代や、CCイノベーションの社長としての、さまざまな経験について、具体的にお話しさせていただきました。皆様からも多くの経営に関する質問や悩みを教えていただき、経営の楽しさ・難しさについて活発で白熱したディスカッションができたと思います。

第2部では、CCイノベーションの青森より、「経営計画書策定の手順」と題し、経営計画書策定の目的、今後策定いただく経営計画書の全体感、そして経営者にとって最も重要な目指す姿、「経営理念・ビジョン」について、事例を含めお話しさせていただきました。そして、実際に皆様に、SWOT分析を利用した自社の現状分析を行っていただき、それぞれ発表していただきました。

今後「5ステップフレームワーク」について1項目ずつ学んでいただきながら、今回実践したSWOT分析、そしてクロスSWOT分析を毎回ブラッシュアップさせていただきながら、それぞれ項目別にアクションプランを練っていただきたいと思います。

次回は、いよいよ「5ステップフレームワーク」に入ります。初回は、ファーストステップである「コスト削減」です。目指す姿の実現に向けていかに投資費用を捻出すればよいかについて学んでいただきます。

当日は、初めての懇親会も行わせていただきました。皆様と率直な意見交換を行いながら、それぞれの置かれた立場や意見を尊重し、少人数制ならではの実りあるワークショップを展開できるよう努めてまいります。



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